スゴ鉄25[新幹線版]の
乗り換えルール
乗り換えルールとは
【1】同じ路線を逆戻りする場合の乗り換えルール
逆戻りはさらに❶路線の一番端にある終着駅での逆戻りと❷途中の駅での逆戻りに分かれます。
❶鹿児島中央駅や新潟駅のような終着駅で上り列車に乗り換える場合、そこで一度コマを停める必要があります。例えば、鹿児島中央駅の1つ手前の川内駅でサイコロを振って「6」が出ても、鹿児島中央駅までコマを1つ進めそこで停まります。
他方、❷いま停まっている駅から逆戻りしてUターンすることも可能。この場合はすでに停まっているので、「ユーターン!」と言ってそのまま逆戻りでき、サイコロを振って出た目の数だけコマを進めることができます。
【2】別路線への乗り換えルール
(駅名が四角く黒塗りされている駅での乗り換え)
別の路線に乗換える場合にも「乗り換えルール」が適用される場合があります。別路線への乗り換えに「乗り換えルール」が適用されるのは、この路線図で駅名の部分が四角く黒塗りされている(1)~(3)の6駅です。
*下記(2)と(3)は小さいお子さんにはやや複雑なので、無視してプレイしてもOKです。
- 駅名が四角く黒塗りされている駅とは、東京駅・博多駅・大宮駅・盛岡駅・福島駅・高崎駅の6駅のことです。なお、このうち東京駅・博多駅・大宮駅・盛岡駅の4駅は、「最速達列車ルール」を適用した際の停車駅でもあります。また、北陸新幹線「かがやき」に乗って移動する場合の高崎駅も「最速達列車ルール」の停車駅になります。
- *上越新幹線「とき」の最速達列車は高崎駅に停車しない点ご注意ください。また、福島駅には「最速達列車ルール」が適用されず、「はやぶさ」は停車しません。
(1)東京駅
例えば、新横浜駅から仙台駅に向かう場合、東京駅で東海道新幹線から東北新幹線に乗り換える必要があります。そのため、新横浜駅でサイコロを振って「6」が出ても東京駅で一度コマを停めることになります。東京駅では、上り下り関係なくコマを停める必要がある点が(2)との違いです。
(2)大宮駅・高崎駅・福島駅・盛岡駅
(=別路線に分岐する駅での乗り換えルール)
東京駅方面に向かう「上り」新幹線に乗ってコマを進めつつ分岐(枝分かれ)する「下り」の別路線に進みたい場合、直通する新幹線がありません。そのため新幹線を一度降りて乗り換えなければならず、分岐駅で一度停まる必要があります。
【具体例】
- 上越新幹線の越後湯沢駅から北陸新幹線の金沢駅方面に進みたい場合、直通の新幹線が存在しないためサイコロで6の目が出ても2つ目の高崎駅で一度停まらないといけない。仙台駅から山形新幹線の山形駅方面に進みたい場合も福島駅で一度停まる必要があります。
*実際は上野駅でも乗り換えが可能なのですが、このゲームでは大宮駅での乗り換えに統一します。
(3)博多駅
(=西九州新幹線への乗り換えルール)
長崎駅方面の西九州新幹線に進みたい場合、九州新幹線から分岐する形で乗り換えが必要なため博多駅で一度停まる必要があります。長崎駅方面から博多駅に戻ってきた場合も同様です。
- *西九州新幹線は武雄温泉駅~長崎駅を結ぶ新幹線として2022年9月に開業。博多駅~武雄温泉駅間は新幹線が走っておらず、この区間のみ在来線特急「リレーかもめ」に乗り換える形が取られています。もっとも、武雄温泉駅には「乗り換えルール」の適用はなく、ここでコマを停める必要はありません。
【3】実際の新幹線ダイヤで途中駅が終点となっている駅のルール
実際の新幹線ダイヤで途中駅が終点とされている駅をそのまま直進する場合には「乗り換えルール」は適用されません。つまり、「終点の駅を分岐せずにさらに直進する場合」は、その終点の駅でコマを停めないで大丈夫です。
【具体例】
実際の東海道新幹線のダイヤにおいて、東京駅発の各駅停車「こだま」号ではその先に線路が続くにもかかわらず新大阪駅や名古屋駅が終点となっています。また、東北新幹線の「やまびこ」号のうち全駅各駅停車の便は途中駅である仙台駅が終点です。このような駅がこの他にも博多駅、福島駅、長野駅、越後湯沢駅など数多くあります。
実は、実際の新幹線ダイヤにおいて各駅停車の新幹線の終点はそのほとんどが途中駅です。しかも終点の駅は数パターンあり、列車によって異なります。こういった現在の多様な新幹線ダイヤをすべてゲームに反映させると収拾がつかなくなるため、「分岐せずにそのまま直進する場合」には一律に「乗り換えルール」の適用無しとしています。
- *この点は、このゲームを考案するにあたり最も頭を悩ませた箇所です。ルールに一貫性がないなど異論反論はあるでしょうが、実際の新幹線ダイヤは非常に複雑なのでこれらをすべてゲームに反映させるとルールも複雑になります。お子さんでも楽しく遊べることを最優先に考えたルールであって、何卒ご理解いただけると幸いです。
- 「新幹線を一度降りて乗り換える=一度コマを停める」というルールにすると、実際の新幹線ダイヤに照らし合わせれば上記以外にもコマを停めないといけない場合があります。しかし、熟考に熟考を重ねた結果、ルールの複雑化防止という観点から「乗り換えルール」の適用を【1】と【2】に限定しています。